日本郵船、商船三井、川崎汽船、海運株の大手3社揃って株価暴落した理由

 

株探

日本郵船(9101)
商船三井(9104)
川崎汽船(9107)

3社とも先週金曜日は株価は反発しましたが、先週株価は大きく下落したことがチャートからも分かります

 

なぜ海運大手3社の株価が暴落したかというと

この3社で定期コンテナ船事業を統合し設立された会社

Ocean Network Express(オーシャン ネットワーク エクスプレス)

 

出資比率は

日本郵船 38%
商船三井 31%
川崎汽船 31%

で船隊規模は161万TEU、世界6位となります(2021年9月時点)

世界最大級の20,000TEU型船に代表される超大型コンテナ船46隻を含む220隻の船隊を運航し、世界106ヵ国を超える広範囲なネットワークを構築しています

 

このOcean Network Express

ONEが今月23日に説明会を開催しました

この説明会資料を確認してみると

 

Ocean Network Express

ONEは、世界120か国以上に156便/週の幅広いサービスを提供しています

 

Ocean Network Express

2017年にONEを設立

2018年の事業開始からこれまでおよそ4年間、コンテナ船輸送サービスを世界に提供

 

Ocean Network Express

事業概要は、初年度の2018年度に赤字を計上も2019年度以降は順調に黒字を継続

など現在の事業環境や中期戦略

グリーン戦略、デジタライゼーション戦略

などを発表しましたが、肝心の株主還元や具体的な数値目標の発表はありませんでした

このONEの事業説明会が投資家の失望となり

目先の利売りも相まって株価は暴落しました

 

海運株大手3社に対して株クラの反応はというと

 

 

 

 

このようになっています

 

日本郵船、商船三井、川崎汽船

3社とも今週29日が権利付最終売買日となっていますが

権利落ち日以降、株価がどう推移するのか

株クラクリックでは今後も注目していきたいと思います

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