連日海運株の値動きが冴えない展開となっています
海運株は高配当株が多く、先月の権利落ちで株価は急落したものの
業績自体は順調に拡大していることから今月末から5月にかけての決算の期待から底堅い展開になることも考えられましたが
海運株の大手3社から小型株まで株価の推移を確認してみると
株探
このように軟調な展開が続いています
高配当の出尽くし売りも原因の一つではありますが
大きな理由として考えられるのは
バルチック海運指数です
バルチック海運指数とは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃の総合指数のことです
バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り算出されることから国際的な海上運賃の指標となっています
バルチック海運指数は、株式市場において海運株の株価への影響が大きく、特に不定期船を主力とする海運株との株価連動性が高いことから先行指標として注目されている指数です
このバルチック海運指数ですが、直近データを見たら分かるように
連日下落し続けています
チャートでみても海運株各社のチャートと似たようなチャートを形成していることが分かります
このようにバルチック海運指数が冴えない値動きとなっていることから
海運株の株価も軟調に推移している状況です
今後海運株の株価が反発するかどうかは
まずバルチック海運指数が反発するかどうかを監視しておいた方がいいでしょう
バルチック海運指数に対して株クラの反応はというと
バルチック海運指数が
下がり気味
これは日本郵船
危うしだね。— 明日とら (@ZUVEutSTJ0Z8uwS) April 7, 2022
バルチック海運指数、ドライバルクが軟調で下げが続いてるが、ケープサイズを除いて、頭が重いのは当然。現状が異常なほど高い水準にある。
— 海運 かいーの (@ky85339567) April 7, 2022
米株指数は続落。長期債金利が上昇。
バルチック海運指数、輸送株指数が低下。 pic.twitter.com/j7ciFT9dIB— チャート読み (@mk110jp) April 6, 2022
の影響も懸念され、グローバル物流の先行きに不透明感も意識されている。また、ゼロコロナ政策に伴う中国経済の減速も警戒されるところで、中国景気と連動しやすいバルチック海運指数は、4月4日時点で8日続落し、3月7日以来約1カ月ぶりの水準まで下落、これも株価の上値を重くしている。
— Multi_layer (@Multi_layer) April 6, 2022
海運はトレンド終了ですか?
明日リバるんかな。バルチック海運指数も若干下がってきてるしねえ。— オケタニ教授 (@Oketani_Ikuro) April 6, 2022
このようになっています
海運株が反発するのかの先行指標としてバルチック海運指数に関しても
株クラクリックでは今後も注目していきたいと思います