【2667・5010・3779】SBI証券で不正アクセスから勝手に売買され大損

まずは2025年初頭から日本の証券業界で発生している大規模な不正アクセス事件について解説します。

この事件は、フィッシング詐欺やマルウェアを通じて顧客のログインIDやパスワードが盗まれ、第三者が証券会社のインターネット取引サービスに不正にアクセスするという手口で行われました

​被害は楽天証券、SBI証券、野村証券、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券の6社に及び、2025年2月から4月16日までの約2カ月半で、不正アクセス件数は3,312件、不正取引件数は1,454件に達しました

不正に売却された株式の総額は約506億円、買付金額は約448億円に上ります

犯行グループは、被害者の証券口座に不正ログインし、保有する株式や投資信託を勝手に売却

​その資金で中国企業株や取引量の少ない国内小型株を大量に購入し、価格を吊り上げた上で、自らが保有する同銘柄を高値で売却して利益を得るという、相場操縦の手法を用いています

金融庁は、これらの不正取引が金融商品取引法で原則として禁じられている損失補填には当たらないとし、各証券会社が顧客への損失補償を検討中であると発表しました

また、被害の拡大を受けて、日本証券業協会は多要素認証の導入を証券各社に義務化する方針を示しています

利用者への注意喚起として

パスワードの使い回しを避ける

推測されにくい複雑なパスワードを設定する

証券会社の公式サイトをブックマークし、メールやSMSに記載されたリンクからアクセスしない

多要素認証を有効にする

定期的に口座の取引履歴を確認し、不審な取引があれば速やかに証券会社に連絡する

金融庁はこのような対策を推奨していますが、不正アクセスからの勝手に売買され損失を被る被害者は後を絶ちません

株クラの中でも大きな損失を被ったとポストする人がたくさんいますが

SBI不正ログイン被害氏もその中の一人です

4月14日、母の証券口座が不正ログインによって、1150万ほど損切りさせられ、相場操縦を目的とする売買によって、650万ほど損失を被りました

銘柄は、2667、5010、3779です

同じような方いらっしゃったら、情報交換したいです

とポストしており、65歳の母親が被害に遭われたそうです

始まりは、証券会社をかたる偽メールが来て、偽サイトに誘導されて、氏名と住所を入力してしまいましたが

証券口座のログインIDとパスワードは入力していなかったものの、不正ログインされてしまい証券口座を乗っ取られ

所持している株を全部売られて、新しい株3銘柄

2667 イメージワン
5010 日本精蝋
3779 ジェイエスコムホールディングス

を勝手に買われるなど売買されたそうです

そして最終的な被害額ですが

被害に遭った男性の母親が元々持っていた株の総額は、購入時の金額で2850万円でしたが、何者かに証券口座を乗っ取られると勝手に売却され、約1150万円の損失

その後、売却して得た金を元手に3銘柄を購入され

被害に気付いた女性は、すぐさま売却したものの、約650万円の損失となり、合わせて1800万円の被害となり

証券会社に事情を説明し補償を求めたそうですが、返ってきた言葉はそういうものは一切補償しないと被害者に対して救済措置はなかったそうです

これに対して株クラの反応はというと

このようになっています

不正アクセスでの被害報告は後を絶ちませんが

株クラクリックでは今後も注目していきたいと思います

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